06104 親指シフトキーボードとして日本語配列キーボードを選択する理由
https://flic.kr/p/2kcy86e https://live.staticflickr.com/65535/50670220027_d6d337c4e2_5k.jpg
Macで親指シフトする場合、「日本語配列」のキーボードを選択します。その理由をご質問いただいたので回答いたします。 その理由は、左右両方の親指用にキーが一つずつ必要だからです。
日本語入力に最適化されたー配列「NICOLA配列」、通称「親指シフト」。
1979年に富士通で開発されて、同社製の日本語ワープロ「オアシス」などで採用されていたキー配列。文筆家や大学教授など、文章を多く書く人々に好まれています。
https://flic.kr/p/2kcxHGV https://live.staticflickr.com/65535/50670141361_df7560d04c_5k.jpg
左右の親指用に一つずつキーを必要とするため、英語配列のキーボードではなく日本語配列(いわゆるJIS配列)のキーボードが適しています。日本語配列では、スペースキーの右隣にかなキーがあるため、スペースキーを左親指シフト、かなキーを右親指シフトとして利用できるのです。日本語配列のキートップにかかれているひらがなとはまったく無関係です。
その場合、標準の配列だとホームポジションに置いた右手の親指を手のひら側に巻き込む形になっていささか不自然なため、右半分のキーをすべて右に1列ずらした配列「orzレイアウト」が大東さんによって開発されました。「orz」とは「Oyayubi Right Zurashi」の略、ということになっています。右手のホームポジションが、人さし指から順にk、l、;、:に位置します。 さらにオリジナルの親指シフト配列は英語配列の「.」「, 」とは異なる位置に「。」「、」が配置されていて、欧文と和文を並行して入力する際に混同が生じことから、それを防ぐ目的で、両者の位置を共通にしたのが「shioシフト」です。 shioシフトキー配列表
https://gyazo.com/c9bc3a2aa047718c7bb474f38a44267e
各キー、
そのまま押鍵すると下段(うしてけせはときいん)
文字キーと同じ手の親指シフトを「同時押し」すると上段(をあなゅもみおのょっ)
文字キーと反対側の親指シフトを「同時押し」すると下段の濁音(ゔじでげぜばどぎ)、濁音がない文字は半濁音(ぱぴぷぺぽ)
を入力できます。
「同時押し」というのは、文字キーと親指シフトキーを文字通り「同時に」押下する押し方です。決して、親指シフトキーを押しながら文字キーを押下するのではありません。
親指シフトに設定するためのアプリ二つとその設定ファイル、設定方法はこちらに記載してあります。
https://flic.kr/p/2kafhaF https://live.staticflickr.com/65535/50644105553_dea43089be_6k.jpg